2011年6月18日土曜日

「にほん」の黒い流れ  1 日本人はるかな旅

国立博物館「日本人はるかな旅」展から



私たちはアフリカで生まれた
  • 日本人の祖先となる集団が、日本列島へ最初にやって来たのは、今から4~3万年前だった
  • 彼らは、およそ10万年前にアフリカで誕生した新人(ホモ・サピエンス)の直接の子孫であった
  • 人類がアフリカで誕生してから、新人に進化し、そして世界へ拡散していった、600万年に及ぶ長い歴史がある

マンモス・ハンター ─ シベリアからの旅立ち ─
  • 2万年以上前の旧石器時代、シベリアでマンモスを狩って暮らしていた人々がいた
  • 彼らが私たちの 祖先集団の一つであった

黒潮の民
  • およそ6万年前にアフリカを出発し東南アジアにやってきた新人(ホモ・サピエンス)たちは、インドネシアとその周辺を含む亜大陸を発見した
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  • ある人々は、海を越え、オーストラリアとニューギニアを含む大陸へと旅立ち、また、何世代もかかって、中国や日本列島にやってきた人々もいた

成熟する縄文文化

  • およそ1万年前、温暖湿潤なモンスー ン気候が広く日本列島を覆った
  • 縄文時代人の 生活が始まった
  • 南九州では、大集落が発展したが(上野原遺跡)、約6500年前の鬼界カルデラの巨大噴火で、南の縄文文化は消滅してしまった
  • 青森県では、「海の交易センター」が成立し(三内丸山遺跡)、北海道礼文島には貝アクセサリーの工場が存在していた(船泊遺跡)
そして日本人が生まれた
  • 縄文人は、四角く立体的な顔で、小柄ながら筋肉質の身体つきをしていた
  • およそ2300年前に中国や朝鮮半島から渡来してきた弥生人は、長く平坦な顔で、大柄な身体つきをしていた
  • 渡来系弥生人は、九州北部から日本列島各地に広がり、縄文人と混血しつつ、本土人の主体を形成した
  • 彼らと共に渡来した文化は、在来の縄文文化と融合して、弥生文化を生み出した
  • 水田稲作技術は、食生活だけでなく、日本人の意識をも変えていくことになる
  • 海道と沖縄では、それぞれアイヌと琉球人が縄文人の姿形を色濃く残しながら、独自の文化を築いていく
  • いま、日本列島には、アイヌ・本土人・琉球人という三つの民族集団が住んでいる